お笑いコンビ・戦慄のピーカブーのネタがつまらないと感じている人っていませんか?
戦慄のピーカブーがつまらないと言われる理由は何なのでしょう?
今回は、戦慄のピーカブーがつまらないと言われる理由について深堀していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
戦慄のピーカブーがつまらないと言われる理由
2024年1月でコンビ結成3年となる戦慄のピーカブーは、2023年のM-1で準々決勝まで進出し、おもしろ荘2024にも出場した注目の若手です。
しかし、なぜか戦慄のピーカブーがつまらないと感じてしまいます。
戦慄のピーカブーがつまらないと言われる理由は、下記の6つです。
- 見た目がちょっと怖い
- 声が高すぎてオチが聞こえにくい
- ポーズがしつこい
- 分かる人にしか分からない突っ込み
- 笑いの方向性が独特
- 新しいお笑いのスタイル
それでは、1つずつ見ていきましょう。
①見た目がちょっと怖い
戦慄のピーカブーの2人は、色白の顔に太眉を描き、前髪を2本だけ垂らして、真っ黒な服を着用していて奇抜で不気味な雰囲気です。
戦慄のピーカブーのビジュアルは以下の画像で確認できます。
コンビ名に「戦慄」が入っていることから、ホラー要素を入れていると思われますが、怖い見た目からは、面白さが伝わりにくいように思います。
②声が高すぎて聞こえにくい
戦慄のピーカブーのツッコミ担当・いしはらあゆむは、もともと声が高めで、声を張り上げるとさらに高くなるため、お笑いに重要なツッコミが聞こえにくい!
いしはらあゆむは、ツッコミの前に「アハハー」という笑い声を入れるのですが、その声も高くキンキンしていてうるさく感じます。
以下の動画で、戦慄のピーカブー・いしはらあゆむの聞こえにくい高音ツッコミが聞かれます。
③ポーズがしつこい
戦慄のピーカブーはツッコミの際、2人でポーズを決めて、毎回2~3秒ほどポーズのまま静止します。
「ツッコミ~ポーズ~静止」は、1つのネタの中で10回ほど繰り返されるので、しつこく感じます。
ちなみに、戦慄のピーカブーのポーズには名前が付いています。
戦慄のピーカブーの公式YouTubeチャンネルでは、ネタに合わせてポーズ名を紹介する動画を配信。
ただ、この動画は、戦慄のピーカブーのネタ中に、「THE MANZAI」などのナレーションを担当している、じんぼぼんじが渋い声でテンポ良くポーズ名を言っていて面白い!
以下のYouTubeで、戦慄のピーカブーのポーズ名解説動画が観られます。
④分かる人にしか分からないツッコミ
戦慄のピーカブーのツッコミの多くは、何かに例えたツッコミで、1つのネタに数多くの例えツッコミが入っています。
戦慄のピーカブーのネタでは、その例えツッコミの“例え”が、分かる人にしか分からないものがあり、分かったとしても、分かるまで少し時間がかかる場合もあります。
ツッコミの量が多く、例えは古い映画からポケモンまで、幅広い世代を対象にしているようです。
ネタの中で、1つでもわからない例えツッコミがあったら、つまらないと感じてしまいますよね。
⑤笑いの方向性が独特
戦慄のピーカブーは、「笑いより恐怖を」がコンセプトの漫才をしていて、一般的なお笑い芸人とはちょっと違います。
さらに戦慄のピーカブーの2人は
- シルクドソレイユに憧れている
- 日本の伝統芸術になりたい
- 東京五輪のオープニングアクトを務めたい
と言っていて、通常の芸人とはかけ離れています。
シルクドソレイユ、伝統芸術、オープニングアクトと、戦慄のピーカブーの共通点というと、“ポーズ”かなと思います。
戦慄のピーカブーの売りは、数ある“ポーズ”となるのかもしれません。
⑥新しいお笑いのスタイル
戦慄のピーカブーの「ツッコミ~ポーズ~静止」は、新しいお笑のスタイルと言えると思います。
特に、2~3秒の静止という名の“間”は、通常ではツッコミの前に空けるもの。
しかーし、戦慄のピーカブーは、ツッコミの後に間を空けていて、今まで見たことがありません。
ツッコミの後の間に合わせて笑っている人も見受けられますが、笑うの待ってる?と感じ、ちょっとシラケてしまいます。
戦慄のピーカブー、ネタが尖りすぎてる
戦慄のピーカブーの漫才で結構出てくるけど、会場からイマイチ笑いが起こらないのが下記のネタです。
いしはらあゆむ:「お前は誰だ」
渋木プロテイン:「私は大親友の彼女の連れだ」
いしはらあゆむ:「アハハー!おいしいパスタ作ったお前」
「進化系ツッコミGP」でこのネタを披露した際には、数秒の間が空いた後に、MCのアルコピース・平子が苦笑していました。
以下の動画で、「進化系ツッコミGP」での戦慄のピーカブーのネタを見たアルコピース・平子の姿が観られます。
ちなみに、「私は大親友の彼女の連れ おいしいパスタ作ったお前」とは、湘南乃風の「純恋歌」の歌詞で、歌を知っていてもピンとこない人がいるはず。
このように、戦慄のピーカブーは「知ってる人だけウケて!」という尖ったネタが多いように感じます。
これってウケる人いるの?と思ったツッコミは
いしはらあゆむ:「いま何時?」
渋木プロテイン:「おそらく・ニージ(2時)」
いしはらあゆむ:「アハハー!ニコラス・ケージの発音」
※正式にはニコラス・ケイジですね。
頭の中が「?」になったのが
渋木プロテイン:「目がでっかくなっちゃった」
いしはらあゆむ:「アハハー!プチ整形マギー審司」
何で、「マギー審司がプチ整形」なのか、気になり過ぎて調べたところ、お笑いコンビ・カントリーズの「美容整形」のネタに「耳を大きくする美容整形=マギー審司か!」というのがありました。
以下の動画で、カントリーズの「美容整形」のネタが観られます。
SNSには以下のような投稿も!
- カントリーズの美容整形のネタ、何気にマギー審司がイジられてるの面白い
- プチ整形マギー審司くそ好き
- 戦慄のピーカブーのプチ整形マギー審司好き
SNSのコメントを見ると、戦慄のピーカブーの「プチ整形マギー審司」の元ネタは、カントリーズの「美容整形」だったように感じます。
戦慄のピーカブーのネタは、元ネタを知っている人だけがウケるものなのではないでしょうか。
戦慄のピーカブー、始めから今のネタのスタイル?
当初は、いしはらあゆむは現在所属するホリプロコムにいましたが、渋木プロテインおやじはフリーということで、お笑いライブへのコンビ名を出した正式な出演はできなかったようです。
2021年4月、渋木プロテインおやじがホリプロコムに所属し、コンビ名を発表し活動をスタートしました。
活動スタート時の戦慄のピーカブーのネタはというと、
ただ決定的に違うのは、始めの頃は
- 太眉ではなかった
- 例えツッコミの例えが今より弱め
- 最後の奇声前に2人で「アハハハ」と笑いが入っていた
- 「サンリオの効果音!知らんけど」という例えツッコミがあった
- 部屋に入る時に「おジャ魔女どれみ」と呟いて、スルーされていた
【太眉】に関しては、結成1年後辺りから変わったように見えました。
【例えツッコミ】は、徐々に尖ったものに変わっていっているように感じます。
【最後の奇声前の笑い】は、結成1年経つ前にはなくなっていましたので、いらないなと判断したのでしょう。
【サンリオの効果音!知らんけど】のネタは、最近はやっていないので、知らないなら例えるな!ってことで消えたのかもしれません。
古いアニメで、いまも人気がある【おジャ魔女どれみ】は、ツッコミでもなく、いしはらあゆむがただ呟いただけだったので、スルーされたのでしょう。
戦慄のピーカブーのネタを作っているのはどっち?
戦慄のピーカブーのネタ担当者は明かされていませんが、いしはらあゆむがネタを担当し、ポーズを渋木プロテインおやじが作っていると思います。
理由は2つ!
- いしはらあゆむのピンネタのシュールさが戦慄のピーカブーのネタと似てる
- 渋木プロテインおやじの動きと戦慄のピーカブーのポーズが似てる
それでは、1つずつ詳しく見ていきます。
いしはらあゆむがネタを担当?
まずは、戦慄のピーカブーのいしはらあゆむのプロフィールから見てみましょう。
【いしはらあゆむ】
立ち位置:左
本名:石原歩
生年月日:1994年12月16日
年齢:29歳
出身地:島根県
ホリプロ笑売塾18期生
いしはらあゆむは、ホリプロ笑売塾18期生の同期と、2019年からお笑いコンビ・ニケとして活動していましたが、2020年10月、相方が芸人を辞めるということでコンビを解散。
ニケのネタ作りが誰だったのか不明です。
しかし、ニケ解散後も芸人として活動していることや、ニケ時代からInstagramにピンネタを投稿していたことから、戦慄のピーカブーのネタはいしはらあゆむが作っていたはず!
しかも、戦慄のピーカブーのネタと同様に、いしはらあゆむのピンネタはシュールです。
以下の動画で、いしはらあゆむのシュールなピンネタが観られます。
渋木プロテインおやじがポーズを作ってる?
次に、戦慄のピーカブーの渋木プロテインおやじのプロフィールを見てみましょう。
【渋木プロテインおやじ】
立ち位置:右
本名:渋木美里
生年月日:1993年3月13日
年齢:30歳
出身地:埼玉県川越市
渋木プロテインおやじは、偏差値72の埼玉県立浦和第一女子高校出身。
同級生には、バチュラー4に出演した女医・坂入みずきがいるそうで、SNSに一緒に写った写真をアップしていました。
高校時代のクラスメイトが、私のお笑いライブを観にきてくれました!
— 渋木プロテインおやじ(戦慄のピーカブー) (@purotein_oyazi) February 12, 2022
中央にいるのが、バチェラー4に出演していた、普段はお医者さんをしてる『きりちゃん』です!(本物)
そして、左にいるのが、同じく同級生のいたう(エリート公務員)
そして、右にいるのが、クソ底辺お下劣芸人だぜ(顔デカ) https://t.co/x484k055Qp
大学生だった2015年、筑波大学知識情報図書館学類に編入。
「お笑いの研究がしたい」と言って面接を突破したそうです。
そんな渋木プロテインおやじは、2015年の筑波大のミスコンに「渋木プロテインおやじ」名義で出場し1位を獲得!
当時、渋木プロテインおやじは白い衣装に白鳥の被り物をつけて、手を上げてゆらゆら揺れたり、両手を大きく広げるパフォーマンスをした動画をYouTubeにアップしていました。
そのパフォーマンスは、戦慄のピーカブーのポーズの原点のように見えます。
以下の動画で、筑波大のミスコンに出場した頃の渋木プロテインおやじの姿が観られます。
2017年に筑波大学を卒業後、BuzzFeed Japanに入社。
同年10月には、ワタナベコメディスクール(27期生)に入学し、同期のかすみとお笑いコンビ・ビバリーガールを結成しました。
ビバリーガールがどのようなネタをしていたのかは詳しくわかりませんでしたが、音ネタなどをしていたそう。
じつは、相方のかすみは、ダンス歴15年でヒップホップダンスが得意だったんです。
渋木プロテインおやじはビバリーガール時代、かすみのダンスを見ていたはず!
戦慄のピーカブーのポーズは、渋木プロテインおやじが、筑波大のミスコンで披露したパフォーマンスを原点にし、かすみのダンスを参考に作っているのではないでしょうか。
まとめ
お笑いコンビ・戦慄のピーカブーがつまらないと言われる理由についてまとめました。
ネタが尖りすぎていて、分かる人には分かるネタが多い戦慄のピーカブー。
今後は、どのような例えツッコミを繰り広げていくのか?
できれば、「それって何だろう?」と考えることなく、グサッと刺さるネタを見たい!
これからの活動に注目したいです。